FSPの完全な電源とマイクロカスタマイズされたサービスは、5Gスマート製造の実現に役立ちます
【台北ニュース、2021年7月16日】5Gスマートマニュファクチャリングが普及するにつれ、工場設備も拡張され、製造工程も継続的に進歩するようになりました。これに伴い、電力需要量も日ましに高まり、電力系統の構築も複雑化しています。工場では多様な電源供給ニーズが生じ、それに対応するには単一の電源供給に依存するだけではもはや不十分となっています。これは、工場のスマート化に伴う隠れた課題と言えるでしょう。
FSPは多種の製品ラインナップを取り揃えた、ワンストップの多品種少量生産企業であり、工場運営やSIの力となれることを願っています。
高出力電源供給器を早期導入させ、各産業の生産ニーズに対応する
「FSPは数十年にわたる電源供給器開発の経験と知識を駆使し、今に至るまで1000以上の標準品を開発してきました。これらの経験を土台にカスタマイズサービスを提供することで、スマートマニュファクチャリングの分野で前進し、各産業界のお客様に幅広い電源ソリューションのニーズにお応えします。
ひと昔前の工場はオートメーション化生産が前提条件とすると、演算はPLCで十分でしたが、インダストリー4.0やスマートマニュファクチャリングの発展に伴い、エッジコンピューティングのニーズが高まり、Edge BoxやAI Boxが使用されるようになり、演算ユニットの出力も10~20ワットから150ワット以上に激増しました。このように、出力量が増大したとは言うものの、大手メーカーが特化して開発するほどの出力量ではないため、これらの仕様に対応する標準品を生産しようとするメーカーがどこにもないのが現状です。
FSPはこれまで多品種少量生産のニーズに対応しており、「最低発注数量」（MOQ）も低く、利用しやすくなっています。さらに台湾の産業用PC業者の7割と取引があるため、産業界製品の世代交代の傾向も十分把握しています。だからこそ、時代に先駆けて高出力のPower Adapter、Flex ATX電源ユニット、CRPS/Slim冗長電源ユニットなどを開発し、お客様のニーズに適時対応することができているのです。
FSPは330Wまでの外付けタイプのAdapterを提供しています。内蔵型の電源には、最高850WまでFlex ATX電源ユニット（うち100~500Wには同一寸法が適用）と最高3,000Wまでの冗長電源ユニット（うちCRPS Redundantは550~2,400Wに同一寸法が、（Slim Redundantは80~2,000Wに同一の幅と高さが適用）があります。
このように、FSPは他社にはない十全な製品ラインナップを備えており、可能な限り高・低ワット数の製品を同一寸法規格で使用しています。お客様がケースを交換する必要のないように、コスト削減に繋がります。また製品ライフサイクルも10年以上と、工場電力の安定性を確保することができます。
微カスタマイズで多種多様なニーズに対応
FSPの電源供給器は5Gスマートマニュファクチャリング時代を先取りしたサービスを提供できます。まず安全規格IEC 61010の要求に適合することが可能になり、次に、十全な電源ソリューションの提供を実現。そして微カスタマイズサービスを通し、線材の長さ調整、特定のコネクター配置、特定の通信インターフェース追加、雷サージ対応能力など種々のニーズを迅速に満たすことができます。
FSPは多くの産業用PCメーカーと緊密に提携しているため、産業用設備の発展動向にも敏感で、時代を先取りした新製品を開発しています。新安全規格IEC 62368、80 PLUS認証に対応した電源供給器などがその例です。
さらに重要なポイントとして、FSPはその豊かな経験に基づき、スマートファクトリーの将来の電源ニーズを見極めることができます。将来的に、電源は一層複雑になり、従来の交流電力入力だけにとどまらず、異なる入力/出力電圧形式が用いられるようになるでしょう。また、通信電源との共有や48Vdc入力という新たなニーズも登場するかもしれません。
FSPはお客様に有利な製品戦略を採用しています。つまり、出力を変えず、ハードウェアプラットフォームを引き続き使用して、ソフトウェアの設定を変更することにより、異なる入力に対応するという戦略です。このように様々な環境の電力供給のニーズを満たすことができます。
FSPはまたクラウドと5Gの発展を見据え、早くからオープンフレーム電源ユニットを開発してきました。これには2x4（インチ）フレームの65~250Wや、3x5（インチ）フレームの65~450W対応製品があります。さらに、様々なワット数や、5V、12V、18V、19V、24V、54Vといった異なる電圧の選択も可能です。
また、AGVやAMRといった工場の物流ニーズにも注目し、これまでの車載充電器の設計経験に基づき600Wと700WのAGV/AMR充電器を開発してきました。
豊富な製品ラインナップと効率的なサービスは産業用PC大手から注目
世界の産業用PC大手は、ほとんどがFSPのお客様です。そのため、FSPはお客様と足並みを揃えて、スマートマニュファクチャリング用の電源供給器の開発を行っています。
産業用PCの大手各社は、自動化工場、中央制御システム、クラウドなどの異なる分野のPanel、Gateway、AGVに全てFSPの電源供給器を使用しています。同一の生産ラインでも多種のPSUが必要となり、それぞれが異なる出力やForm Factor条件に対応する必要がありますが、FSPはそういった条件にも完璧に対応しています。またMOQも低く設定しており、ODMもフレキシブルなので、お客様からもご好評いただいております。
スマート工場ソリューションは、情報収集、エッジコンピューティング、中央制御、スマート意思決定などの分野に分かれていますが、それぞれの分野で必用とされる電源供給器は、Adapter、Flex ATX/ATX内蔵型電源、冗長電源ユニットなどタイプが異なり、出力も30~40Wから1,000~2,000Wと様々です。それぞれの装置は、その整合性や互換性を考慮して設置する必要があり、微妙な調整が求められます。FSPは十全な製品に加え、互換性の問題まで考慮しています。また、プロジェクトマネージャー、フィールドアプリケーションエンジニア、研究開発者から構成されるチームが様々な微カスタマイズに関する問題を迅速に解決できます。
スマートマニュファクチャリングは今後も更に多くの分野へと拡散し、業界や専門分野を超えた提携が求められるようになることでしょう。FSPは、ADLINK、Chenbro、Coretronich、JPCなどの戦略提携パートナーとスマート5Gチームを結成して提携を深め、数多くの成功をおさめています。FSPは単一窓口を設け、お客様のニーズに最初から最後までお応えします。多岐にわたる製品とそのカスタマイズ能力、さらには製品の信頼性、そして互換性の問題解決に至る技術対応力が、多くのお客様から注目されています。
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